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ミズナラ実生の測定

『芦生ササクエルカス』の作業

1人の方に手伝って頂き

15か所のミズナラ実生ネットの作業を何とか一日で終えることが出来ました。

 

3年生 ギャップのミズナラ 大きく育った。

 

樹木の配置を考えて ギャップに設置したおかげで、倒れてきた巨樹に巻き込まれず15基は無事。

 

 ありがとうございました!!

 

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ミズナラ実生ネットについて。。

 

2012年から許可を貰って、絵の制作をしていた芦生のブナ林は

笹が足元に残り、本来の姿を辛うじて留めていた。

(現在は鹿が食べてしまってほとんど残らない)

 

ところが、スケッチをしているうちに 

ところどころ明るく光が差し込んだ広い場所に違和感をもつようになった。

研究者や森を知る人に尋ねると

15年ほど前のナラ枯れでミズナラの巨樹が枯死、

森に穴が開いた様に、光がたくさん当たる場所(ギャップと言う)ができた。

 本来なら、次世代の森を創る若木が育ち、森が生まれ変わってゆくのだが

増え過ぎたシカの採食で、若木は育たず、木が無くなりつつあるのだそうだ。

 

 『この原生林の樹木のパターンで考えると、この位置に木が生えてくるのではないか?

 もちろん、シカの採食が無ければ!』

との仮説をたて、絵づくりを始めた。

同時に、仮説に基づいた場所を探してみると

やはり、笹の下に実生、隠れているではないか!

 

実際に実生を見つると

絵で再現するに、想いがとどまらず実証したくなる。

 

そこで、研究者や職員さんを巻き込んだ

有志の保全のための基礎的調査「芦生ササクエルカス」が立ち上がった。

 

木々の配列に合わせて、ギャップの実生をピックアップしネットをかけた

3年目、仮説通りミズナラは育ってきた。

『これで、10年後、20年後には原生林らしい原生林が描ける〜〜\(^▽^)/。

と、喜んでいると

10月の台風21号・24号により

大系木の木が周辺の木を巻き込み、

沢山倒れてしまった。

 

規則的に並ぶ 巨樹の林立は

イタリアのドウモウやスペインの教会の柱や彫刻のように美しく

木洩れ日はステンドグラスの光様。

 綺麗だな〜
 綺麗だな〜
と描いていた場所が、この6年余りで
こんなに激変するなんて。
と、涙したい所、起こってしまえば嘆いても仕方のない。
考え方を変えよう!
考え方を変えれば、今の現状は違った風に見えるはず。
では、どう考えてゆこう?

 

 

「笹のあるブナ林」水彩 2014年制作   A地点 定点撮影の場所

 

台風24号で倒れたばかりのブナ

葉が青々している。

今年は酷暑に台風続きの上、下層植生が無いが

森を支えようと踏ん張り続けた。

 でもごめんなさい、もうしんどいよ・・・

との声が聞こえてくるようだ。

 

 

 

 

 

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