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黄葉の図-小豆梨の素描-

黄葉の図-小豆梨の素描- 透明水彩 38×28

ブナ-ササ群落にある若木
先日の取材より。

和洋混合 落款を入れてみました。

ミズナラ実生の測定

『芦生ササクエルカス』の作業

1人の方に手伝って頂き

15か所のミズナラ実生ネットの作業を何とか一日で終えることが出来ました。

 

3年生 ギャップのミズナラ 大きく育った。

 

樹木の配置を考えて ギャップに設置したおかげで、倒れてきた巨樹に巻き込まれず15基は無事。

 

 ありがとうございました!!

 

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ミズナラ実生ネットについて。。

 

2012年から許可を貰って、絵の制作をしていた芦生のブナ林は

笹が足元に残り、本来の姿を辛うじて留めていた。

(現在は鹿が食べてしまってほとんど残らない)

 

ところが、スケッチをしているうちに 

ところどころ明るく光が差し込んだ広い場所に違和感をもつようになった。

研究者や森を知る人に尋ねると

15年ほど前のナラ枯れでミズナラの巨樹が枯死、

森に穴が開いた様に、光がたくさん当たる場所(ギャップと言う)ができた。

 本来なら、次世代の森を創る若木が育ち、森が生まれ変わってゆくのだが

増え過ぎたシカの採食で、若木は育たず、木が無くなりつつあるのだそうだ。

 

 『この原生林の樹木のパターンで考えると、この位置に木が生えてくるのではないか?

 もちろん、シカの採食が無ければ!』

との仮説をたて、絵づくりを始めた。

同時に、仮説に基づいた場所を探してみると

やはり、笹の下に実生、隠れているではないか!

 

実際に実生を見つると

絵で再現するに、想いがとどまらず実証したくなる。

 

そこで、研究者や職員さんを巻き込んだ

有志の保全のための基礎的調査「芦生ササクエルカス」が立ち上がった。

 

木々の配列に合わせて、ギャップの実生をピックアップしネットをかけた

3年目、仮説通りミズナラは育ってきた。

『これで、10年後、20年後には原生林らしい原生林が描ける〜〜\(^▽^)/。

と、喜んでいると

10月の台風21号・24号により

大系木の木が周辺の木を巻き込み、

沢山倒れてしまった。

 

規則的に並ぶ 巨樹の林立は

イタリアのドウモウやスペインの教会の柱や彫刻のように美しく

木洩れ日はステンドグラスの光様。

 綺麗だな〜
 綺麗だな〜
と描いていた場所が、この6年余りで
こんなに激変するなんて。
と、涙したい所、起こってしまえば嘆いても仕方のない。
考え方を変えよう!
考え方を変えれば、今の現状は違った風に見えるはず。
では、どう考えてゆこう?

 

 

「笹のあるブナ林」水彩 2014年制作   A地点 定点撮影の場所

 

台風24号で倒れたばかりのブナ

葉が青々している。

今年は酷暑に台風続きの上、下層植生が無いが

森を支えようと踏ん張り続けた。

 でもごめんなさい、もうしんどいよ・・・

との声が聞こえてくるようだ。

 

 

 

 

 

未来へ

「森のはじまり」38×25僉‘明水彩 ファブリアーノ紙

きれいな絵の具ののりで止めるのか、バルールが合うまで(濁る一歩手前まで)描くのか。

いつも迷う所です。

 

 

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先日、柵を設置して1年目の谷をスケッチさせて貰いました。
木や草の赤ちゃん、芽生えていました。
これから、足元の緑が回復し
10年後、50年後、100年後には深い森になるのでしょう。
それまで、鹿防護ネットの維持管理が、
世代を超えて受け継がれてゆくことを願います^^
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≪画中の植物≫

ブナの実生、スギの実生、ツルアジサイ、ミヤマカタバミ、ヤマトキホコリ、ノミノフスマ

ミズ(?)、フキ(?)、ジュウモンジシダ、シノブカグマ(?)

落ち葉:イタヤカエデ、ブナ、トチノキ

大規模鹿柵の設置換え作業

土・日・月 と3日間、芦生の森で作業でした。
ABCプロジェクトの大規模鹿柵(集水域防護柵)の張り替え作業に参加、半日は絵画の研究許可で自分のスケッチ作業。

 

大規模鹿柵は周囲約1500mある。
設置から10年が経過したため、AF規格の古い支柱とネットを外して、新しい支柱とネットを設置してゆく。
15〜16名の研究者・学生で1区画(50m)の張り替えに3時間ほどかかり、
3日間で4区画(200m)張り終えたにすぎない。

全体で35区画もあるので、芦生の鹿防護柵の維持管理がとても大変な作業であること、たくさんの人員が必要なことを痛感した。

 

いつも絵を描かせて貰っている森へ お礼の気持ちを込めて頑張りました。

芦生研究林の様子、ABCプロジェクトチームの大規模鹿柵について判りやすく「KYOTOSIDE」に載っています。
 こちらをご参照下さい。

鹿防護ネットの点検

災害続きで、1.5か月ぶりに芦生にやっと行った。

 

 京都国立近代美術館で開催中の東山魁夷展

実物をみるのは、初めてで

魁夷の描く山の木々が芦生の森と類似点があり、

「写真では無く、しっかり森を見なくては・・・。」

魁夷の絵に背中を押されたようだ。

 

 京都市内から北上するいつもの道は土砂崩れで使えず、
京都縦貫道で西側に大回りをして到着。
降水確率10%予報なのに、小雨、時折止んでも また小雨。

天気予報とちがうじゃない!
 スケッチはできないので、予定を変更。

岐阜大Y先生が設置して下さった谷のネットの現状確認をし

周辺のナツエビネの葉がシカの採食に遭わないように落枝で覆いをつくる。

 

 岐阜大Y先生に出逢ったのは、2014年

当時、話しても森の保全の事を前向きに進めて下さる方はおられず

Y先生がその『想い』にお答えくださり、応急処置的なネットを張って下さった。

 

あれから4年、応急処置的ネットはボロボロになった。

研究テーマに関係する事象や、重要な植物が出現すれば

本格的な保全体制が取れたのに・・・とY先生は悔やまれる。

 

あちこちネットが分散し過ぎても、管理ができないので

先生と相談をして 最期の1つのネットはずことになった。

 

 

8:30入林〜13:30出林 牝鹿の警戒音

 

左上、残した1つの岩場の応急処置的ネットは、ぼろぼろになった。

 

2014年、鹿の食害に遭い、瀕死だったナツエビネ。

 

2018年葉が大きくなり、4年で花も咲かすようになった。

 

 

水際の風景5

 

「ゆらぎ-清流に棲む-」透明水彩 56×38 ファブリアーノ紙

 

ゆらぎシリーズ、またスタート。

水面は変化に富んでおり、描くことに飽きることはない。

(9/5)
1週間、忙しくて描けませんでした、今日やっと。
森へも行けてません・・・涙
(9/8)
9割完成。少し調整して終り。
「秋色の森」へ進みます。
これは、一番の課題、複雑に色が織りなす秋の森
しかも雨が多くて、なかなか上手くいきません〜・・・
なんとか克服するぞ!

芦生ガーゼタオル・ネットでのご予約は終了しました。

クリックして頂くと大きな画像が出ます。

 

いつもHPをご覧くださり、ありがとうございます。

この度「芦生ササ・クエルカス」のオリジナルガーゼタオル(100枚限定)が完成しました!

お陰様で、多くの方からお申し出を頂きました。

心より感謝申し上げます。

 

(8/26追記 ネットでご予約は終了しました。

 残り20枚は、「芦生山の家」で販売しております。

「芦生山の家」HP、こちらをクリックしてください。)

 

 

・デザイン 

 芦生の山並と、ナツエビネ、アカショウビン、芦生杉、冬芽、クマ、調査道具を配置した

 すっきりとしたデザインです。

 

・ガーゼタオル

 表地:ガーゼ、裏地:タオル。肌触りがよく吸水性抜群です。

 

・一枚1000円

 利益の全ては芦生の原生林保全の為の活動、鹿防護柵の補修などに使わせて頂きます。

 

・申し込み HPの「森と絵と お問い合わせ」フォームメーラーにてお願いします。

 1.お名前

 2.芦生ガーゼタオル 枚数

 3.郵送御希望の方は ご住所

  (送料 1枚140円、2〜3枚360円 4枚以上500円)

 

 

 

 

 

≪芦生の原生林を守るために≫            

日本の原生林は今危機的な状況にあります。ニホンジカが増えすぎた影響で林内の植物が食べられ、消えかけているのです。シカが増えた原因は日本にかつて生息していたニホンオオカミの絶滅、積雪量の減少による子ジカの生存率向上などが考えられています。これによって植物の成長スピードより速く食べられてしまい、珍しい植物の消失や貴重な景観が損なわれてしまうのです。

芦生でもこの現象が顕著に進んでいます。

30年前にはササだらけで歩くのが困難と言われていた場所ですが今ではほとんど消失してしまいました。そこでASHIU Sasa Quercus では2016年度からセンサーカメラを仕掛けてシカの頭数を調べたり、柵を設置して植物の回復度を調べて原生林の保全に努めております。

(柵外(左)と柵内(右)の写真。ササの量に明確な違いが現れた)

 

※活動内容はこちら

「芦生ササクエルカス活動内容」

芦生の森での活動

日本哺乳類学会2018年度大会(信州大学)9月9日 口頭発表。
 リンク先「大会プログラム・講演要旨」のPDF「口頭発表」頁64、頁103に掲載されています。

 

 


 

水際の風景4

 

「ゆらぎ-清流に棲む-」68×55僉‘明水彩 アルシュ細目紙

ほぼ完成しました。
これ以上の描き込みは、気を付けないと画面が濁るので
水彩だとここくらいまででしょうか。。

 

原生林の清流に在る要素

水面下、水面、水中
水面の波紋、水面の光の反射、水面の映りこみ

 

現地で判るまで粘って観察して
やっと画中に描けました。

・・・

(8月23日追記)

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鉛筆で下描き。

 

1回で全体に絵の具を流し込みます。

 

 

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仕上がるまでは、仕事以外はどこにも(森にも)いかない!

と言い聞かせないと、なかなか筆がすすまない。

 

ちょっとした思いつきの後は、

「我慢」と「忍耐」

絵って、それだけのような気がする。

流れ-夏の朝-

「流れ-夏の朝-」38×24僉‘明水彩  アルシュ粗目紙

 

8月4日のボランテイアの早朝

その時にスケッチしたものから描き起こした。

京都府ボランティア 枕谷 18回目

3日は作品制作の資料づくり。

森は涼しいが、日頃の酷暑の疲労が蓄積しているので体が重い。

『行くのを止めよう』と前日まで悩んだ。

しかし、1つずつ資料を仕上げて行かねば、いつまでたっても作品にならない

「我慢」と「忍耐」でなければ、絵はできない・・・。

構想は10年前からあるのに、未だに資料を創っている。

 

偶然、植物の多様性が残る岩壁を見つけた。

そこで4時間スケッチ

今日の課題を終え、すこし気持ちが楽になり、20時に就寝。

 

山里の夜はクーラーも扇風機もいらない、

窓を少し開けていると涼しい風が部屋へ流れる。

23時頃に寒くて目が覚め、窓を閉めた。

 


4日5時起床、7時〜9時まで河原で観察スケッチ。

中学、高校で好きだった「物理・化学」

「光」の単元で習ったことは、水面や水中に落ちる光を描くのに大変役に立つ。

自然の中に、物理の法則がたくさん。

そんな規則性を眺めているのが ただ心地よい。

 

 

9時半 研究林事務所前につく。

今日は京都府のボランティア、既にKさん、Sさんが来られており、直ぐにFさんも合流した。

芦生ササクエルカスにも参加して下さっている、芦生の植生回復にとても熱心なメンバーだ。

久々にお会いするので、嬉しくなって雑談をする。

と、河川の魚類や生態系がご専門のN先生が通りかかられ

スケッチした魚の名前を教えていただいた。

調べてもなかなか判別できないので、一気に謎が解決。

 

10時、ボランテイア開始

ボランテイア10名、京都府職員4名、研究林職員1名、T先生

合計16名の少ない人数で作業。

 T先生のミニ講義・ブナ本数調査・植生調査。

16時前に解散。

 

このボランテイアは平成24年からスタートし今日で18回目だそうだ。

鹿防護柵を設置。

裸地に近い場所が植物の種類が入れ替わりながら遷移していく、感動!

年3回、4月・8月・11月頃に実施、

どなたでも参加でき、多くのかたの参加を期待されている。

 

 

※過去の活動歴はこちら

2011年〜2014年の活動歴こちらをクリックしてください。

http://morinoisikoro.blog.fc2.com/blog-entry-39.html

 

矢問さんのHP

18回皆勤でボランテイアに出席されています。

詳細はこちらをクリックしてください。

http://www.komachans.com/2018rep/ashiu0804.html

 

 

2018年8月3日 柵外は鹿の食べないイワヒメワラビが優先

柵中の樹木は人の背丈以上に育っている。

 

調査地2 鹿柵内のイワヒメワラビ除去区の植生調査 まるで小さな森。

 

調査地2 鹿柵内のイワヒメワラビ放置区 ブナ、ササ、ウバユリなどが育ち始めた

イワヒメワラビは日隠に弱いので、個体数を減らしている。

 

柵の中は、ちいさな森。

優先する植物が年ごとに交代する。

どのようにしてこの森が生まれたのか

原生林への遷移過程を観察できる。

京都府の職員は多くの人にこの状況を見てほしいと望んでおられる。

 

ヒグラシ、林道に落ちていた、からからに乾いて軽い。

まるでブローチのように美しい。

高村光太郎のセミの彫刻とその文章を思い出した。

 

ヒグラシ、飛べないようで羽をばたつかせている。左の羽が破損している。

飛行中に枝葉に衝突したのだろうか。

 

マムシ 林道を歩いていると、目の前に伸びていた!

 

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